災害とアマチュア無線
阪神淡路大震災を患者と医師とアマチュア無線家の立場から検証する
東條純一(JH3AEF) 故田路嘉秀(JA3XZW)
アマチュア無線家に対するアンケート
発送335(返28)回収153(50%) 1999年 1−2月 実施
2 あなたの年令 |
20代 |
30代 |
40代 |
50代 |
60代 |
70代 |
80才以上 |
|
3 |
10 |
27 |
45 |
36 |
26 |
4 |
3 あなたの職業 |
自営業 |
会社員 |
公務員 |
主婦 |
学生 |
無職 |
|
35 |
64 |
16 |
4 |
1 |
31 |
4 地震発生時あなたは |
就寝中 |
勤務中 |
その他 |
|
122 |
5 |
23 |
5 地震によりあなたは |
被害なし |
軽傷 |
重傷 |
|
134 |
17 |
0 |
6 あなたのご家族は |
被害なし |
軽傷 |
重傷死亡 |
|
135 |
14 |
0 |
7 あなたの住居は |
無事 |
軽微被災 |
半焼壊 |
全焼壊 |
|
34 |
72 |
27 |
14 |
8 あなたの職場は |
無事 |
軽微被災 |
半焼壊 |
全焼壊 |
|
45 |
60 |
11 |
6 |
9 直後あなたは |
復旧に努めた |
43 |
|
手の施しようが無く、ただぼう然としていた |
32 |
|
職場に向かった |
23 |
|
直ちに救助活動についた |
22 |
|
大した被害なく普段通り |
22 |
|
直ちに避難を決心した |
13 |
10 直後より外部との連絡は |
取れなくなった |
56 |
|
取れていたが、その後取れなくなった |
56 |
|
特別な方法(無線など)で取れた |
19 |
|
普段通り取れた |
19 |
11 夜が明けて |
家庭の復旧作業で仕事には出なかった |
40 |
|
勤務先に向かった |
33 |
|
手の打ちようが無く時間が経っていった |
20 |
|
近隣の人々と協力して救助に奔走した |
17 |
|
職場の復旧作業を始めた |
14 |
|
普段通りの仕事に就いた |
11 |
|
避難所に避難した |
6 |
|
避難のため現地を離れた |
5 |
|
負傷者の搬送に努めた |
1 |
12 仕事に就いた方 |
ライフラインが止まり仕事は困難、仕事にならなかった |
39 |
|
勤務先へ、交通事情が悪く困難又は不可 |
33 |
|
普段通り仕事が出来た |
10 |
13 夜が明けて隣組や役所から連絡や指示が |
有 19 |
無 122 |
14 夜が明けて隣組や役所から出動の要請が |
要請は無かった |
116 |
|
自発的に救助活動に参加した |
16 |
|
受けたが出動出来なかっ |
3 |
|
受けて出動した |
1 |
15 後日、隣組や役所より救護活動への要請が |
要請は無かった |
121 |
|
有り出動した |
7 |
|
有ったが出動出来なかった |
5 |
16 当初、外部との連絡法は |
電話 |
アマチュア無線 |
自転車 |
徒歩 |
自動車 |
不可能 |
簡易無線 |
|
85 |
35 |
32 |
24 |
22 |
13 |
0 |
17 住居は |
不自由ながら我が家で生活出来た |
67 |
|
普段通りの生活が出来た |
48 |
|
復旧するのに時間がかかった |
31 |
|
使用できず避難所その他で寝起きした |
19 |
18 ライフラインは |
電気 |
通常通り |
72 |
|
復旧に時間を要す |
68 |
|
水道 |
通常通り |
45 |
|
復旧に時間を要す |
97 |
|
ガス |
通常通り |
53 |
|
復旧に時間を要す |
85 |
|
電話 |
通常通り |
72 |
|
復旧に時間を要す |
66 |
19 日用品、食料が購入可能になるまでに要した時間 |
15日以内 |
30日以内 |
1ヶ月以上 |
|
85 |
8 |
10 |
20 平常通りの仕事が出来るようになるまでの時間 |
15日以内 |
30日以内 |
1ヶ月以上 |
|
64 |
4 |
4 |
|
休業、転職又は転居せざるをえなかった |
|
4 |
|
21 負傷者や急病人のため医療機関は |
不自由な診療又は大混 |
46 |
|
普段通りの診療が受けられた |
19 |
|
休診していた |
12 |
|
電話が使えず医者探し困難又は不可 |
5 |
22 医療機関の診療状況は何で知りましたか |
ラジオ、テレビ、新聞など |
40 |
|
医療機関玄関の張り紙 |
21 |
|
役所の広報 |
11 |
|
電話で聞いた |
4 |
|
主治医から連絡があった |
2 |
23 仕方なく医療機関を変わらなければいけない ことがありましたか |
無かった |
81 |
|
|
有った |
9 |
|
|
その際転院先へ渡すあなたの医療情報 |
|
|
イ 紹介状を書いてもらった |
1 |
|
ロ FAXで送ってもらった |
0 |
|
ハ 電話で依頼してもらった |
1 |
|
ニ 直接口頭で依頼してもらった |
2 |
|
ホ カルテのコピーをもらった |
0 |
|
ヘ カルテを手渡された |
0 |
|
ト 資料を探し出すことが出来なかった |
0 |
|
チ
何もしてくれなかった |
2 |
24 転院先の医療機関を |
自分で探した |
10 |
|
医師が探してくれた |
3 |
|
医師から探すことが出来ないと断られた |
0 |
|
探すことが出来なかった |
0 |
25 転院先の医療機関は |
親切に診てくれた |
9 |
|
混雑で大変だった |
9 |
|
不親切だった |
0 |
|
紹介状その他の医療情報が無いからと断られた |
0 |
|
診療出来ないと言われた |
0 |
26 負傷者や病人の搬送について |
道路が渋滞又は寸断で走れなかった |
23 |
|
自家用車を使った |
12 |
|
消防署に電話がかからなかった |
1 |
|
消防署に電話はつながったが救急車は容易に来なかった |
1 |
27 大災害直後の混乱の中で使用する通信器機の必要条件 |
|
|
無線方式 81 |
軽量小型
63 |
多種電源使用可能 58 |
|
取り扱い容易 57 |
電源電池の長持ち 50 |
資格制限なし
32 |
|
何処にでもある 25 |
耐久性に富む
19 |
|
28 大災害時に必要とされる連絡網 |
|
|
|
避難所医療施設間 33 |
避難所間
31 |
避難所官公庁間 27 |
|
医療施設間
24 |
医療施設救助隊間 18 |
|
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