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生理でもないのに出血します       不正出血 見出しの頁へ

病気でなくても出血することもあります。

中間期出血

さー、大変。癌とちがいますか、、、と駆け込んで来られる方は沢山
おられます。そうです。その慎重さが身を守ります、大切に致しましょう。
しかし、生理でもないのに出血したら大変な病気???
中にはそうでもないラッキーなケースもあります。
中間期出血または排卵時出血と呼ばれているものです。割合に多くみられるので、その特徴をよく覚えておきましょう。
➊生理のある年齢層にだけ起こる出血です。
➋出血のあった時期が生理と生理の丁度なかほどの時期でした。
➌出血の量がごくわずかで、生理時のような手当ても必要なく、わずかの期間で消えてしまいました。
➍そういえば以前にもこの時期に赤茶色いおりものがあったことが
あります。
ポイントは生理と生理の中間の時期、すなわち卵巣で排卵のおこる時期に一致していることです。 排卵の時期をおおよそ知るには???生理の始まった日から(その人の生理の周期-14)日目を計算します。それが貴女のおおよその排卵日です。
おさらえします。貴女が婦人科の定期的検診で健康と診断されている場合には、 たとえ生理と生理の中間、あるいは排卵日に一致して出血があっても、それが生理の手当てをするほど多くなく、数日のうちに消えていくくらいの出血であれば 中間期出血と判断し、慎重に見守るだけでかまいません。
排卵の時期をはずれるもの、日常生活に差し支えるような多量の出血のばあい、定期の検診を受けていない場合は、必ず産婦人科を訪れ相談していただかなければ なりません。 いかがですか? 心配いらない出血と判明したでしょうか?

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